匠の想い
麹造りに始まり、味噌仕込みから蔵出しに至るまで全て、真面目な手仕事で行われる私共の味噌造りには、長い歳月の中で守られてきた確かな伝統と想いが宿っております。
私共には 「醸造は芸術なり」 という信念がございます。 同じ原料、同じ製法から同じ製品が生まれるとは限りません。 自然の恵みの原料と真摯に向き合い、自然の法則、自然の営みの中で、最大の結果を追い求めることが醸造の真髄といえます。 それは、長年の経験で培った知恵という人の手が描き出すゼロからの創造、いわば芸術なのです。
私共が造るべき味噌は、機械任せの安価な量産品でもなく、高級原料ばかりに頼った僅少品でもありません。 人と自然の調和の先にある無限の可能性、真面目に造ることでしか創造できない本物の価値を感じていただきたい。 そして、ただただ旨い味噌を造り、後世に伝えていきたい。 これが、私共が味噌造りにかける心からの想いなのです。
日光山麓は杉並木の町、日光市今市にて初代が創業したのは明治35年のことです。 次代、神保栄三久が有限会社 神保栄三久商店を設立し現在に至ります。 創業以来五代にわたり、家庭の食卓を彩る味噌文化を支えて参りました。
これからも私共の想いが変わることはありません。 そして、更なるお客様のご満足のため、ただただ真面目に精進するのみなのです。